サンスター財団“おいしく食べられるお口”のための啓発セミナー「オーラルフレイル気づきプログラム」5月より提供開始
2019年05月16日
一般財団法人サンスター財団(以下サンスター財団)は、健康寿命の延伸に寄与する“おいしく食べられるお口”のための体験型啓発セミナー「オーラルフレイル気づきプログラム」を開発し、2019年5月より、地域の市民団体、企業の健康保険組合や、調剤薬局などを通じて、それぞれの市民、社員や顧客を対象に、プログラムの提供を開始します。
「オーラルフレイル気づきプログラム」は、オーラルフレイルリスクチェック(問診票、iPhoneアプリを使ったお口の動きチェック等)をはじめ、歯科衛生士による基礎知識講座や、お口のケア方法を体験しながら学ぶプログラムです。また、セミナー後の自宅でのセルフケアの目標設定と習慣づけをサポートするチャレンジシートも組み込むことで、継続的なケアを促します。
「オーラルフレイル」とは、“ささいなお口の衰え*1”のことで、それをきっかけに、食べる機能が低下することで、体力・筋力の低下を招き、全身のフレイル(虚弱)につながることから、オーラルフレイルは将来の要介護リスクや死亡リスクを高める要因となっています。50代以上を対象としたサンスターが行った意識調査*2の結果では、自分はオーラルフレイルではないと思っている人は86.2%でしたが、お口の機能の衰えは40代から始まります。
サンスターでは、健やかで自立した暮らしを長く保つには、早期にお口の変化に気づき、対処していくことが大切と考え、「オーラルフレイル気づきプログラム」を開発しました。サンスターは、今後もオーラルフレイル予防を啓発し、口腔機能の維持・向上から、健康寿命の延伸を目指します。
*1硬いものが噛めない、食べこぼし、飲食時の「むせ」、滑舌の低下などのお口の機能の低下
*2 サンスター調べ:2019年 50歳~79歳男女 n=1,036 インターネット調査
【オーラルフレイル意識調査結果 (サンスター調べ)】
50歳~79歳男女1,036名を対象にした2019年実施のサンスターの消費者調査では、オーラルフレイルを認知している人は11.0%。オーラルフレイルに関連する症状を感じている人は67.6%であったのに対して、オーラルフレイル説明後に自身がオーラルフレイルだと思う人13.8%に留まり、オーラルフレイルに関する症状の有無と意識にギャップがあることが推察される。
・オーラルフレイルリスクチェック【オーラルフレイル気づきプログラム概要】
・オーラルフレイル問診票
・iPhoneアプリ「毎日パタカラ*3」によるお口の動きチェック 等
・歯科衛生士による講義およびケア方法体験レクチャー
・オーラルフレイル基礎知識
・歯間清掃具の使い方
・唾液腺マッサージ 等
・オーラルフレイル予防・対策のフォローツール
・チャレンジシート(セルフケア目標設定と30日間の実行チェック)
*3 iPhoneアプリ「毎日パタカラ」は、通話用マイクに向かって「パ・タ・カ」音を一定時間に連続で何回発音できるかによって、唇や舌の動きの状態を確認できます。また、お口の機能を維持する毎日のトレーニングをガイドします。
*対象者
シニアおよびプレシニア世代、地域や企業の健康増進に関わる医療従事者など
セミナー実施と費用についての問合せ先
一般財団法人サンスター財団 TEL:06-6210-2734
所要時間
90 分
サンスター オーラルフレイルサイト
http://jp.sunstar.com/oral-frail/